こんにちは。角政本店です。
ご葬儀にお持ちする香典袋ですが、「御霊前」「御仏前」どちらを持っていくべきなのか迷われたことは無いでしょうか。
今回は宗派別の香典袋の違いについて解説していきたいと思います。
まず一般的に販売されている香典袋の種類は大体下記の5種類です。(自分で表書きを書くタイプもあります。)
①御霊前
②御仏前(御佛前)
③御香典(御香料)
④御花料(献花料)
⑤御玉串料
どの宗派の際にどの香典袋を使ったら良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
まず仏教式での葬儀です。
浄土真宗以外の宗派の通夜・告別式にお持ちする香典袋には、①「御霊前」か③「御香典」(御香料)、浄土真宗の場合は②「御仏前」か③「御香典」と書きます。
浄土真宗以外の仏教では亡くなってから四十九日までは霊として七日毎に裁判を受け、最終的な審判が四十九日で下り、そこで仏になるとされているため、四十九日までは①「御霊前」か③「御香典」、四十九日以降は②「御仏前」か③「御香典」を使います。
浄土真宗では即身成仏の考えで、亡くなったら仏になるとされているので四十九日前でも後でも②御仏前を使います。
また、仏様では「香」をお召し上がるということで、全ての宗派で「香」をお供えしますので③「御香典」の袋は仏教の通夜・告別式、その他の法事でも使えます。
キリスト教のカトリックの場合は、①「御霊前」か④「御花料」(献花料)と書きます。「御ミサ料」でも構いません。
キリスト教のプロテスタント場合は、④「御花料」(献花料)、「忌遺料」となります。
神教の場合は、①「御霊前」か⑤「御玉串料」(御榊料)と書きます。ちなみに、神式の忌明けは五十日祭で、五十日祭以降は「御霊前」に代わって「御神前」の表書きになります。
葬儀に参列する際に、仏教式だけれど細かい宗派はわからない、という場合には③「御香典」でお持ちすると無難です。
特に匝瑳市周辺では浄土真宗の方は少ないので、宗派が全くわからないという場合には、①「御霊前」か③「御香典」でお持ちすると、ほとんどのケースで大丈夫です。
また金額によって香典袋を変えた方が良いのかどうか聞かれることもあります。マストでは無いですが、どちらかと言えば変えた方が良いでしょう。
目安として、水引が印刷されているようなタイプものは一万円ぐらいまで、水引が白黒や双銀で装飾としてついているようなタイプのものは一万円以上、高級和紙を利用したものは三万円以上包む場合に利用するのが好ましいといった程度でしょうか。
十万以上包む場合には厚みも出るので、中袋が付いた香典袋の方が安心です。
中の金額が多くないのに、外側だけ豪華でもおかしいですよね。こちらは必ずといったルールはなく、あくまでも目安です。
角政では、ほとんどのご葬儀でスタッフが御香典をお預かりし、集計した上で香典帳を作らせて頂きますので、ご当家の方がじっくり頂いた香典袋を見ることはあまり無いかもしれません。
市販されている香典袋のパッケージには包む金額の目安も書いていると思いますので、そちらも参考にしてください。
お店でも香典袋は販売しておりますので、迷われたらご相談ください。
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