自宅安置と霊安室、どちらを選ぶ?費用やメリット・デメリットを比較

ブログ

病院などでご家族が亡くなられた際、葬儀の日程や内容を決める前に、まず考えなければならないのが故人をどこに安置するかということです。

安置場所には主に「自宅」と「葬儀社などの霊安室」があります。

「できれば自宅に連れて帰ってあげたいけれど、準備ができていない」「仕事があるので、ずっと家にいることは難しい」など、悩まれるご家族も少なくありません。

自宅安置と霊安室には、それぞれメリット・デメリットがあります。費用や面会方法の違い、ご家族の生活状況なども踏まえて、どちらを選ぶとよいのかご紹介します。

自宅安置と霊安室、どちらを選べばよい?

自宅安置は、故人とご自宅でゆっくり過ごしたい方や、親族・友人などがお別れに訪れることが予想される場合に向いています。

一方、霊安室は、ご自宅に安置するスペースがない場合や、ご家族が仕事などで家を空ける時間が長い場合に適しています。

どちらがよいかは、ご自宅の環境やご家族の希望によって異なります。

まずは、それぞれの違いを比較してみましょう。

比較項目自宅安置霊安室(角政本店の場合)
故人との時間ご自宅でゆっくり過ごせる面会時にお顔を見て手を合わせる
面会時間基本的に制限なし9:00〜19:00
付き添い可能長時間の付き添いは不可
安置場所自宅の一室など冷蔵設備のある小部屋
ご遺体の保全ドライアイスや冷蔵BOX冷蔵設備・ドライアイス
費用ドライアイス代など施設利用料+ドライアイス代など
ご家族の負担場所の確保や弔問対応など自宅での管理負担が少ない

※霊安室の設備や面会方法、料金は葬儀社によって異なります。

自宅安置のメリット・デメリット

自宅安置のメリット

自宅安置の一番のメリットは、故人が慣れ親しんだご自宅で、ご家族がゆっくりと最期の時間を過ごせることです。

ご家族がそばにいたいときに故人のお顔を見ることができ、時間を気にせず手を合わせることもできます。

また、ご親族やご友人、ご近所の方などが故人とのお別れに訪れやすいこともメリットの一つです。

特に匝瑳市周辺では、葬儀の前にご自宅へお悔やみに訪れる方もいらっしゃいます。

故人と親しかった方が訪れ、ご家族と生前の思い出を語り合うことも、大切なお別れの時間になるのではないでしょうか。

自宅安置のデメリット

一方で、自宅安置にはご家族の負担が生じることもあります。

まず、故人を安置するためのスペース(約2畳分)が必要です。布団やお棺を置く場所だけでなく、搬入するための経路なども確認しなければなりません。

また、ご遺体の状態を保つため、季節や室温に応じた管理が必要になります。

さらに、ご自宅に弔問客が訪れる場合には、その対応も考えておく必要があります。

故人を自宅に連れて帰ることができても、ご家族が十分に休めなくなってしまう場合もあるため、無理のない範囲で考えることが大切です。

霊安室のメリット・デメリット

霊安室のメリット

霊安室のメリットは、ご自宅で安置するための準備や管理が必要ないことです。

ご自宅に十分なスペースがない場合や、ご家族が仕事などで外出することが多い場合にも、葬儀社に故人をお預けいただくことができます。

特に気温の高い時期や、葬儀までの日数が長くなる場合には、ご遺体の保全という点でも安心できる方法です。

霊安室のデメリット

霊安室の場合、ご自宅のようにいつでも自由に故人と過ごせるわけではありません。

面会時間や方法は施設によって異なり、長時間の付き添いができない場合もあります。

また、霊安室の利用には別途費用がかかります。

故人とできるだけ長い時間を一緒に過ごしたいというご家族にとっては、物足りなさを感じることもあるかもしれません。

角政本店の霊安室では面会できる?

角政本店では、営業時間内の9:00〜19:00であれば、霊安室に安置されている故人との面会が可能です。

ただし、葬儀が行われている場合には、出棺の時間帯などを避けていただく必要があるため、事前にお電話でご連絡いただくことをおすすめしています。

また、当社の霊安室は、ご遺体を冷蔵保管するための小部屋です。

ご家族が長時間付き添ったり、故人とゆっくり過ごしたりするための設備ではなく、面会の際には故人のお顔をご覧いただき、手を合わせていただく形となります。

なお、霊安室が満室の場合には、冷蔵BOXを使用した仮安置所でお預かりすることもあります。

自宅安置と霊安室の費用はどれくらい違う?

安置場所を選ぶ際には、費用の違いも気になるところだと思います。

角政本店での安置にかかる費用は、以下のとおりです。

安置方法費用の目安
自宅安置ドライアイス約7,000円/日
自宅安置(冷蔵BOX使用)冷蔵BOX5,000円/日+ドライアイス
霊安室霊安室利用料10,000円/日+必要に応じたドライアイス

冷蔵BOXを使用する場合は、ドライアイスの使用量を通常の半分程度に抑えることができます。

また、霊安室には冷蔵設備があるため、自宅安置と比べてドライアイスの使用量は少なくなります。ただし、必要な量は季節や安置期間、ご遺体の状態などによって異なります。

ドライアイス代は葬儀プランに含まれている場合もあります

2026.10.1~新料金表 – 2

角政本店では、葬儀プランによって一定量のドライアイス代がセット料金に含まれています。

  • A・Bセット:約2日分(20kg)
  • C・Dセット:約1日分(10kg)

そのため、これらの葬儀プランをご利用の場合、自宅安置・霊安室のどちらを選んでも、必ずしも最初からドライアイス代が別途発生するわけではありません。

特に霊安室では、冷蔵設備によってドライアイスの使用量を抑えられるため、セット料金に含まれる分で収まるケースも多くあります。

ただし、夏場に葬儀まで10日間ほどお待ちいただく場合など、安置期間が長くなると、A・Bセットでも追加のドライアイス代が必要になることがあります。

なお、火葬式・直葬など、葬儀プランのセット料金が適用されない場合には、安置初日からドライアイス代が別途必要になります。

また、霊安室の利用料金は10時間を超えると1日分として計算します。

実際の安置費用は、葬儀の形式や安置方法、日数、季節などによって異なりますので、お見積もりの際にご確認ください。

安置期間が長くなると費用も変わる

葬儀までの日数は、火葬場・葬儀場の予約状況やご親族の都合、お寺の住職の都合などによって変わります。

安置期間が長くなる場合には、1日あたりの料金だけでなく、安置期間全体でどのくらいの費用がかかるか確認しておくと安心です。

夏場でも自宅安置はできる?

夏場は気温が高いため、ご自宅での安置は難しいと思われる方もいらっしゃいます。

しかし、適切な設備を使用することで、夏場でも自宅安置は可能です。

角政本店では、お棺ごと納めることができる冷蔵BOXをご用意しています。

冷蔵BOXを使用する場合もドライアイスは併用しますが、通常の半分程度の使用量で済むため、費用の負担を抑えながらご遺体の保全を行うことができます。

ただし、冷蔵BOXを使用する場合には設置するスペースも必要です。

また、ご遺体の状態や安置期間、ご自宅の環境によって適切な方法は異なります。

夏場だからといって必ずしも自宅安置を諦める必要はありませんが、葬儀社と相談しながら判断することをおすすめします。

状況別に考える安置場所の選び方

自宅安置と霊安室のどちらを選ぶかは、費用だけでなく、故人の交友関係やご家族の生活状況なども考えて判断することが大切です。

故人と自宅でゆっくり過ごしたい場合

故人を住み慣れたご自宅に帰してあげたい、葬儀までの時間を家族でゆっくり過ごしたいという場合には、自宅安置がおすすめです。

特に、ご家族が自宅で過ごせる時間が十分にある場合には、周囲を気にせず故人との最期の時間を過ごすことができます。

現役世代の方が亡くなった場合

現役世代の方が亡くなった場合には、自宅安置をおすすめすることがあります。

お仕事関係の方やご友人など、故人と親しくされていた方が多く、お別れのためにご自宅を訪れる方もいらっしゃるためです。

ご自宅に安置することで、故人のお顔を見ていただくだけでなく、ご家族に直接お悔やみを伝えたり、故人との思い出をお話ししたりする機会にもなります。

もちろん、弔問客が多くなれば、その分ご家族の負担も大きくなります。特に突然のお別れの場合には、ご家族の気持ちが追いつかないこともあるでしょう。

また、夏場など気温の高い時期には、ご遺体の保全にも十分な配慮が必要です。

自宅安置にはご家族の負担もありますが、故人と縁のあった方々がお別れできる機会を設けられるという面もあります。

ご家族の希望を第一に、季節や安置期間なども踏まえて判断することをおすすめします。

日中、ご自宅に誰もいなくなる場合

自宅安置を希望される場合には、安置している間のご家族の生活についても考えておく必要があります。

葬儀までの間もお仕事などで外出しなければならず、日中はご自宅に誰もいなくなるというご家庭もあるでしょう。

自宅安置だからといって、必ずしもご家族が常に付き添う必要はありませんが、長時間ご自宅を空ける場合には、室温管理や弔問に訪れる方への対応など、気になることも出てきます。

そのような場合には、霊安室でお預かりする方が、ご家族も安心して過ごせることがあります。

自宅に安置するスペースがない場合

ご自宅の間取りや搬入経路などによっては、安置が難しい場合もあります。

特に、お棺を搬入する際には、玄関や廊下の幅、階段などの確認が必要になることがあります。

ご自宅での安置が難しい場合には、無理をせず霊安室の利用を検討するとよいでしょう。

ご家族が高齢で弔問対応が難しい場合

自宅安置をすると、故人と親しかった方がご自宅にお参りに訪れることがあります。

一方、ご家族が高齢であったり、体調に不安があったりする場合には、弔問客への対応が負担になることもあります。

そのような場合には、霊安室でお預かりし、ご家族の負担を減らすことも一つの方法です。

自宅安置から霊安室へ、霊安室から自宅安置への移動も可能

安置場所は、最初に決めた場所から変更することもできます。

例えば、病院から一度ご自宅にお連れして、ご家族でゆっくり過ごした後、葬儀までの間は霊安室でお預かりすることも可能です。

反対に、病院から直接霊安室へ搬送した後、ご自宅の準備が整ってから自宅安置に切り替えることもできます。

「自宅に連れて帰りたいけれど、ずっと安置しておくのは難しい」「急なことで自宅の準備ができていない」といった場合にも、必ずしも最初からどちらか一方に決める必要はありません。

ご家族の希望や生活状況、季節や安置期間などに合わせて、安置場所を変更する方法もあります。

なお、安置場所を移動する際には、別途搬送費用がかかる場合がありますので、ご確認ください。

自宅安置と霊安室についてよくある質問

Q. 病院で亡くなった場合、必ず自宅に連れて帰らなければいけませんか?

いいえ。必ずしも自宅に連れて帰る必要はありません。

ご自宅での安置が難しい場合には、病院から直接、葬儀社の霊安室などへ搬送することができます。

Q. 自宅に仏壇がなくても安置できますか?

はい。仏壇がなくても自宅安置は可能です。

安置するためのスペースが確保できれば、葬儀社が必要な準備をご案内します。

Q. マンションやアパートでも自宅安置はできますか?

マンションやアパートでも自宅安置は可能ですが、エレベーターや階段、玄関などの搬入経路を確認する必要があります。

建物の規約やご自宅の状況によっても異なるため、事前に葬儀社へご相談ください。

Q. 自宅安置では家族がずっと付き添わなければいけませんか?

必ずしも付き添う必要はありません。

ただし、ご遺体の保全や室温管理、弔問客への対応などを考える必要があります。

長時間ご自宅を空けることが多い場合には、霊安室の利用も検討するとよいでしょう。

Q. 霊安室に預けるのは故人に申し訳ないことでしょうか?

そのように感じるご家族もいらっしゃるかもしれませんが、霊安室での安置も故人を大切にお見送りするための方法の一つです。

ご家族の生活状況やご自宅の環境によって、無理のない方法を選んでいただければと思います。

Q. 火葬式や直葬でも、ドライアイス代は必要ですか?

はい。火葬式や直葬など、葬儀プランのセット料金が適用されない場合には、安置初日からドライアイス代が必要です。必要な量は安置方法や季節、安置日数などによって異なります。

まとめ|ご家族の希望に合った安置方法を

自宅安置と霊安室には、それぞれメリット・デメリットがあります。

故人と自宅でゆっくり過ごしたい場合や、親しい方がお別れに訪れることが予想される場合には、自宅安置が向いています。

一方、ご自宅に安置するスペースがない場合や、ご家族が仕事などで家を空ける時間が長い場合には、霊安室の方が安心できることもあります。

また、季節や安置期間によっても、適した方法は異なります。

どちらを選んでも、故人を大切に見送る気持ちに変わりはありません。

角政本店では、自宅安置・霊安室のどちらにも対応しております。安置場所について迷われている場合には、ご家族のご希望や状況を伺いながらご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。